今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)の胃・大腸分野では、今後の治療方針をすぐに大転換させるような発表はありませんでしたが、治療の最適化のためのバイオマーカー探索が着実に進んでいるという印象を受けました。

 まずは大腸癌に対する抗EGFR抗体のセツキシマブについてです。KRAS変異型の患者にはセツキシマブの上乗せ効果はないと考えられていましたが、今回、KRAS変異型でもコドン13領域の変異の一つであるG13D変異型を有する患者では、セツキシマブの上乗せによって利益を得られる可能性が示されました。KRAS変異型患者のグループ分けが始まったと言えるでしょう。

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