転移を有する大腸癌にS-1とオキサリプラチンを併用するSOX療法は、カペシタビンとオキサリプラチンを併用するCOX療法に効果の点で非劣性であることが明らかとなった。韓国で行われたフェーズ3試験で示されたもの。成果は6月3日から7日にシカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO2011)で、韓国Samsung Medical CenterのY.S.PARK氏によって発表された。

 フェーズ3試験は、SOXのCOXに対する非劣性を証明するための無作為化試験で、2008年4月から2010年3月まで韓国の11の施設で345人が登録され、実施された。SOX群には172人が登録され、COX群には173人が登録された。

 SOX群には3週間を1サイクルとして、S-1を1日目から14日目まで1日当たり80mg/m2、オキサリプラチンは1日目に130mg/m2を投与した。COX群は3週間を1サイクルとして、カペシタビンを1日目から14日目まで1日当たり2000mg/m2、オキサリプラチンは1日目に130mg/m2を投与した。

 試験の結果、Full Analysis setの無増悪生存期間(PFS)中央値はSOX群が7.2カ月、COX群が6.2カ月で、ハザード比は0.760(95%信頼区間 0.594-0.973)、p=0.0286だった。Full Analysis setの全生存期間(OS)中央値はSOX群が20.9カ月、COX群が19.9カ月で、ハザード比は0.897(95%信頼区間 0.638-1.260)、p=0.5298だった。Full Analysis setの奏効率はSOX群が47.3%、COX群が33.5%で、オッズ比は1.776(95%信頼区間 1.133-2.786)、p=0.0120だった。

 両群で毒性プロファイルは異なっていた。安全性プロファイルはCOXに比べてSOXの方が優れていた。