乳癌分野では米国臨床腫瘍学会(ASCO)と双肩をなすサンアントニオ乳癌シンポジウムの第31回大会が12月10日に開幕する。10日夕方の教育セッションを皮切りに、多くの乳癌関連の発表が行われる。

 今回、特に注目されるのはアロマターゼ阻害剤(AI)。乳癌術後補助療法として、タモキシフェン(TAM)とアロマターゼ阻害剤レトロゾール(LET)の効果を比較した大規模臨床試験「BIG1-98」の最終解析結果が発表されるほか、閉経後ホルモン感受性早期乳癌患者を対象にしたエキセメスタンとタモキシフェンの大規模比較試験である「TEAM」の結果も報告される。

 その他、HER2陽性乳癌でゴールドスタンダードとなっているトラスツズマブを用いた試験が目立っている。術前療法や併用療法などの発表が数多くある一方、トラスツズマブに続くHER2阻害剤の発表もある。

 抗癌剤と併用することで威力を発揮するベバシズマブの発表も見逃せないところだ。

 サンアントニオ乳癌シンポジウムは、12月14日までの5日間、米テキサス州の都市サンアントニオのHenry B. Gonzalez Convention Center(写真)で開催される。プログラムなど詳細は、サンアントニオ乳癌シンポジウムのホームページへ。