全世界で最も腎細胞癌の症例数が多いといわれている米Cleveland Clinic。Cleveland Clinic Taussig Cancer Institute Associate ProfessorのBrain Rini氏は、日本泌尿器科学会総会の教育セミナー「Novel Targeted Therapies for RCC: Experiences form the West」(共催:ファイザー)において、実際の腎細胞癌診療の場で得られた具体的な知見を基に、新規分子標的治療薬の使い分けについて語った。

 そして、「ファーストラインとしてスニチニブを投与することが、PFSの延長効果として、これまでのところ最も強いエビデンスがある」とまとめた。

 日本では今年4月、新規分子標的薬であるスニチニブ(商品名「スーテント」)が、根治切除不能または転移性の腎細胞癌を対象に販売承認を取得した。また、スニチニブよりも一足早く、分子標的治療薬ソラフェニブ(商品名「ネクサバール」)は4月から発売されている。腎細胞癌の診療を大きく変えると期待されている分子標的治療薬が、とうとう日本初登場となるのだ。

 多くの腎細胞癌患者に対する分子標的治療薬の投与経験を持つRini氏は、講演において、臨床試験の結果だけでなく、自身の処方経験を基にしたケース・スタディも披露した。

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