「緩和医療」とは死の直前だけの話であると、未だに誤った認識を抱いている医師は少なくない。だが、昨年4月に施行された「がん対策基本法」において、抗腫瘍治療の早期の段階から緩和医療の遂行が重点課題として挙げられているように、緩和医療を理解し実践することの必要性は確実に高まっている。

 第11回日本臨床腫瘍学会のランチョンセミナー「Medical Oncologistが知っておきたい緩和・支持療法――消化管閉塞と骨転移のマネジメントを中心に・腫瘍内科をバックボーンとした癌緩和ケア医の視点から」(共催:ノバルティスファーマ)では、癌研有明病院緩和ケア科部長の向山雄人氏が、緩和ケアの基本理念とその実際について解説した。

 向山氏は、PCU(palliative care unit:緩和ケアユニット)病棟や各診療科と緩和ケア科をつなぐリンクドクターの重要性、骨転移による病的骨折が引き起こすQOLの低下とゾレドロン酸の有効性、消化管閉塞に対するステロイドやオクトレオチドの有効性など、緩和ケアのノウハウを語った。

続きはこちら(PDFファイルを別ウィンドウで開きます)