大腸癌肝転移を治癒させる唯一の治療法は肝切除だが、最近、切除不能例に対する術前補助化学療法のエビデンスが蓄積し始めた。10月24日から開催された第45回日本癌治療学会総会のイブニングセミナー「大腸癌肝転移に対する治療戦略」(共催:株式会社ヤクルト本社)では、近年注目されている大腸癌肝転移に対する術前補助化学療法の動向について、以下の3人の演者、癌研有明病院消化器外科肝胆膵担当部長の山本順司氏、都立駒込病院大腸外科部長の高橋慶一氏、North Carolina大学Lineberger Comprehensive Cancer Center associate directorのRichard M. Goldberg氏が解説した。

 山本氏は、日本での大腸癌肝転移例に対する治療法の現状を、自験例を交えながら紹介。高橋氏は、大腸癌肝転移の切除不能例に対する肝動脈注入療法(HAI)のこれまでの自験例の成績と新しい補助化学療法の試みについて概説。Goldberg氏は、大腸癌肝転移例に対する5-FU、ロイコボリン、オキサリプラチンイリノテカンを併用するFOLFOXIRIレジメンなどの術前補助化学療法の現状とその有用性について概説した。

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