10月26日まで京都市で開催された第45回日本癌治療学会総会のパネルディスカッション6「癌医療専門職の育成」で、がん集学的治療研究財団理事長の佐治重豊氏は、日本癌治療学会の認定データマネージャー制度が総会で承認され、正式に発足することを明らかにした。

 臨床試験を実施する各医療機関にそれぞれ、データやプロトコールの管理ができるデータマネージャーを配置することで、研究を支援し有効な治療法の確立に寄与するのが目的だ。そのため、学会としてデータマネージャーの育成と認定を開始する。

 申請資格は、癌治療学会の臨床試験登録医、または日本がん治療認定医機構の認定医などの指導下に一定数の症例データマネージング業務に従事したものとされている。

 職種による制限はなく、癌治療の臨床試験に参加する医療機関に勤務している職員に広く門戸を開いている。学会認定を受けるには、過去5年以内の癌治療に対するデータマネージングの活動実績を、臨床試験責任医師が証明できる必要があり、5症例の概要を提出する。また、過去5年以内に、日本癌治療学会学術集会、日本癌治療学会コメディカルセミナー、日本癌治療学会データマネージャー教育集会に、それぞれ1回以上参加している実績が必要だ。

 第1回のデータマネージャー教育集会は、2008年8月に東京で開催される予定であり、早ければ来年8月に学会認定データマネージャーの有資格者が誕生するものと見られる。詳細については、後日、日本癌治療学会のウェブサイトで公開される予定だ。