3B期/4期の未治療非小細胞肺癌に毎週ゲムシタビンシスプラチンを投与する方法で、効果を維持しながら副作用が軽減できる可能性が明らかとなった。多施設共同フェーズ2試験の結果で、シスプラチンの分割投与の意義があることが分かった。成果は6月15日から17日に神戸市で開催された日本呼吸器学会で京都府立医科大学呼吸器内科の平松真氏によって発表された。

 フェーズ2の対象とされたのは切除不能の3B期、4期の非小細胞肺癌患者で全身状態が比較的よく、十分な骨髄機能、臓器機能を有する患者とされた。主要評価項目は抗腫瘍効果(奏効率)で、副次評価項目は安全性と生存期間とされた。

 登録された患者は45人(男性37人)で、年齢中央値は62歳(39〜74歳)、3B期患者が8人で4期患者が37人だった。患者には、ゲムシタビン1000mg/m2、シスプラチン40mg/m2を1日目と8日目に投与し1週休薬する3週間を1サイクルとし、4サイクル施行することを目指した。実際には3サイクル以上施行できた患者が73%、4サイクル施行できた患者が64%となり、計画したサイクル数180サイクルに対して実施できたサイクルは145(80.6%)だった。

 奏効率は完全奏効(CR)は0人だったが、部分奏効(PR)が17人(37.8%)、安定状態が24人(53.3%)で、奏効率は37.8%だった。生存期間中央値は15.7カ月で、1年生存率は56.5%だった。

 グレード3以上の副作用は好中球減少が23人(54%)、貧血が14人(31%)、血小板減少が6人(13%)、嘔気嘔吐が3人(7%)と副作用が軽減されていた。