高齢者非小細胞肺癌には単剤投与が行われることが多いが、ゲムシタビンカルボプラチンを2週間置きに併用投与することで、副作用少なく、ある程度の抗腫瘍効果が得られることが国内で行われた多施設共同フェーズ2試験LOGIK0406の結果明らかとなった。成果は6月15日から17日に神戸市で開催された日本呼吸器学会で国立病院機構九州医療センター呼吸器科の一木昌郎氏によって発表された。

 フェーズ2試験は70歳以上の未治療非小細胞肺癌で3b期、4期の進行もしくは術後再発患者で、比較的全身状態がよく、主要臓器機能が保持された患者を対象に行われた。主要評価項目は奏効率で、副次評価項目は安全性、1年生存率、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)だった。

 患者にはカルボプラチンAUC3とゲムシタビン1000mg/m2が1日目、15日目、29日目、43日目と2週間置きに投与し続けられた。患者数は48人(男性35人)で、年齢中央値は76歳(70-83)だった。投与回数の中央値は7回(1-12)。

 試験の結果、抗腫瘍効果は完全奏効は0人、部分奏効(PR)が14人で奏効率は29.2%(95%信頼区間17.0-44.1)だった。安定状態となった患者も52.1%に当たる25人いた。病勢制御率は81.3%となった。

 PFSの中央値は178日(95%信頼区間122-198)で、OSの中央値は398日(95%信頼区間 248-704)、1年生存率は58%だった。

 一方、有害事象は全般的に軽度で、グレード3以上の好中球減少が29.2%、血小板減少を4.2%に認められた程度で外来でも十分に実施可能だった。