2007年11月、NEJMに掲載された一つの論文に世界が注目した。ステージII、IIIの胃癌治癒切除術後、補助化学療法としてS-1(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)の投与の効果を検討した大規模な臨床試験、ACTS-GCの中間解析の結果だ。それは、3年生存率、3年無再発生存率ともに、S-1投与群で非投与群よりも有意な改善が得られたというものだった。

 この結果を踏まえ、今後の術後補助化学療法のあり方を検討するセミナーが、第80回日本胃癌学会総会2日目の2月28日、「胃癌術後補助化学療法を考える−ACTS-GC後の展開」と題して開催された(共催:大鵬薬品工業)。演者は、名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学准教授の小寺泰弘氏。

 ACTS-GCは、2001年10月から2004年12月にかけて、1059例が登録され、そのうち1034例が適格例として解析対象になった。

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