抗HER2モノクローナル抗体製剤トラスツズマブ(商品名「ハーセプチン」)をHER2抗原陽性の転移性胃癌に投与する国際的な臨床試験(日本15施設を含む22カ国120施設で実施)であるTOGA試験の中間解析が、今年の5月頃に行われる計画であることが明らかとなった。これは2月28日から29日に横浜市で開催された第80回日本胃癌学会総会のシンポジウム「胃癌・GISTに対する分子標的治療」のディスカッションの中で明らかにされたもの。

 HER2陽性胃癌は胃癌全体の約20%を占めている。TOGA試験は、5-FU(またはカペシタビン)にシスプラチンを投与する群と、5-FU(またはカペシタビン)、シスプラチンにハーセプチンを加えて投与する群とを比較するもの。全体の生存率を主要評価ポイントとしている。登録患者予定数は584例で、現在までに449例が登録されており、年内に登録が完了する見通しだ。

 なおディスカッションでは多くの分子標的薬が登場してきていることが示され、前臨床試験でどういう組み合わせが適切かを調べることが重要になると指摘された。