HER2陽性転移性胃癌を対象にラパチニブを投与するフェーズIII臨床試験が、日本を含めたアジアを中心とした国際共同治験として開始されたことが明らかとなった。2月28日から29日に横浜市で開催されている第80回日本胃癌学会総会のシンポジウム「切除不能進行胃癌に対する化学療法の新時代」の中で、国立がんセンター東病院消化器内科の大津敦氏が明らかにしたもの。

 フェーズIII臨床試験はHER2陽性転移性胃癌へのセカンドライン療法としての効果を調べるもので、パクリタキセルの毎週投与のみの群とパクリタキセルの毎週投与にラパチニブを加えて投与する群を比較する試験として行われている。目標患者数が280人で、主要評価項目は全生存だ。