今回で72回目となる日本循環器学会総会・学術集会(JCS2008)が開幕した。3月28日から30日までの3日間、博多湾に面した福岡市の福岡国際会議場など5会場で開催される。今期の開催テーマは、「循環器病学の輝く未来をめざして−発見、創造、そして挑戦−」、今期学術集会の参加者は1万8000人程度と見込まれている。

 “日循”と言えば、プレゼンテーションの第一公用語が英語であるのが特色。以前から賛否両論があるが、今期もこの方針を貫いた。ただし、英語率は約5割でやや減り気味。今期は会長講演も日本語だった。

 一般演題は3838題の応募があり、61.1%に当たる2345題が採択された。内訳は優秀演題に相当するFeatured Research Session演題(すべて英語)が120題、英語口述421題、日本語口述が265題、英語ポスターが592題、日本語ポスターが937題となっている。22会場で口演が同時進行するが、立ち見はもちろん、参加者がドアからあふれる会場も散見されている。

 このほか、5つの会長特別企画、20のシンポジウム、7つのプレナリーセッション、8つのラウンドテーブルディスカッションや、コメディカルセッション(採択演題332題)などが予定されている。

 今回、開催時期が近い米国心臓学会(ACC)とのスケジュール調整が不調に終わり、開催期間が一部重なってしまった(ACCは3月29日〜4月1日)。このため、海外からの参加や国内有力研究者の発表が大幅に減るのではないかと懸念されたが、影響は比較的軽微に留まったようだ。なお、最終日の30日午後には「健康寿命を延ばす」をテーマに市民公開講座が開催される。