会長を務める東邦大学医学部の勝呂徹氏

 日本リウマチ学会の第55回総会・学術集会が7月17日、神戸で開幕した。今大会のテーマは「知、心、技」。会長を務める東邦大学医学部の勝呂徹氏は、「リウマチ疾患を日々追求していく知を結集し、患者の生活を第一に考えて治療法を選択していく心をより豊かにし、手術療法と薬物療法に伴うあらゆる技を磨くこと」と説明する。7月20日までの4日間、リウマチ診療の第一線にある専門家らが最新知見と臨床上の知恵について発表し議論を深める。

 勝呂氏によると、今大会のプログラムは、整形外科、内科、基礎、小児科の4つのテーマに焦点を当てたシンポジウムを組んでいる。また、専門分野にあわせ13ものカレントシンポジウムを用意した。特徴の1つは、117のワークショップにみるように、一般口演を中心に据えたこと。発表とそれに伴う議論の展開による情報交換が深まることを期待してのものだ。

主たる会場の神戸ポートピアホテル

 若手医師の参加を促す意味で企画したNew Generation Workshop(NGW)と基礎医学も特徴の1つだ。NGWでは、若手専門医の育成だけでなく、リウマチ診療のエキスパートと若手医師らの意見交換も期待している。基礎医学では、リウマチ疾患の病理を再確認する機会になることを目指している。

 春の開催だったものが震災の影響で夏の開催となったわけだが、初日のAnnual Course Lectureには、1400人余が参加するなど出足も好調で、勝呂会長が期待する「熱い議論」が展開されることになりそうだ。

(日経メディカル別冊編集)