会長を務める川崎医科大学循環器内科教授の吉田清氏

 第59回日本心臓病学会学術集会が9月23日、神戸ポートピアホテルと神戸国際会議場にて3日間の会期で開幕した。神戸での開催は20年ぶりで、会長は川崎医科大学循環器内科教授の吉田清氏が務める。

 メインテーマは「臨床心臓病学を究める」で、臨床を重要視するとの考えに基づいている。現時点で考えられる最高の診断学、患者にとって最善の治療法の選択ということを念頭に置いて、内科、外科、コメディカルといったそれぞれの立場から意見を述べ、議論し、有意義な学びの機会としてほしいという。

 本学術集会では、8つのシンポジウム、9つのパネルディスカッション、4つのビジュアルワークショップ、4つのコントロバーシー、4つのコメディカルセッションなど、数多くのセッションが組まれている。また、特別企画として、「循環器タイムトラベルフォーラム」、「心臓病医のキャリアパス」、「東日本大震災からの経験―循環器内科医の立場から―」、「心臓移植の現状:臓器移植法案改正後の1年を振り返って」などが予定されている。

 吉田氏自身も16年前の阪神・淡路大震災に神戸で被災したが、「そこから見事に復興した神戸において、東日本大震災があった年に本学術集会を開催できることは意義深い」と語った。

(日経メディカル別冊編集)