写真1 24日のプレナリーセッションで開会を宣言する会長のPatricia D. Hurn氏

 2010年の国際脳卒中学会ISC2010)が2月24日、米サンアントニオで開幕した。米国を筆頭に世界中から専門家が集い、26日までの3日間、脳卒中の最新知見をめぐって議論を展開する。参加登録者数は4000人を超えており、これまでの最高となる見込みだ。

 学会事務局が23日までにまとめたところによると、登録者は合計で4002人となった。医師をはじめとする有資格者が3403人で、うち米国内から2713人、海外からは690人の参加登録があった。なお、23日に開催された看護シンポジウムの参加者のうち、80%におよぶ836人がISCにも登録している。

 会長を務めるPatricia D. Hurn氏(写真)は、開会宣言の際、学会に先行して開催された看護シンポジウムに触れ、その参加者の80%以上がISCにも登録している点を強調した。そのためISCとしても、看護師に特化したプログラムを用意したことを説明。来年以降も、この流れが広がっていくことに期待を示した。

 また、プログラムのハイライトとしては、初日と3日目に開催するプレナリーセッションを挙げた。Thomas Willis賞やFeinberg賞などの受賞者による記念講演のほか、最終日の「Late-Breaking Science Oral Abstract」にも言及、新たな知見の集積を自らの糧にするよう求めた。

写真2 会場となったヘンリー B. ゴンザレスコンベンションセンター

 今学会では、日本発のエビデンスにも注目が集まっている。3日目となる26日の「Late-Breaking Science Oral Abstracts」では、国家公務員共済組合立川病院の篠原幸人氏が臨床試験CSPS IIの結果を発表する。このほか、Fukuoka Stroke Registry(FSR、多施設共同脳卒中データベース)、SAMURAI(Stroke Acute Management with Urgent Risk-factor Assessment and Improvement)などの臨床試験による成果も報告される。

(日経メディカル別冊編集)