10月18日から22日にかけてカナダ・モントリオールで開催されている第20回世界糖尿病会議では、国際糖尿病連盟(International Diabetes Federation)が、同連盟に加盟している国と地域から得た糖尿病に関する幅広い統計情報をまとめた「糖尿病アトラス 第4版」を公表した。この中で、現在の増加傾向が続けば、2030年には世界の糖尿病患者は北米の現在の人口を上回る4億3500万人を超えるとの予測を明らかにした。

 10月19日に開催された「糖尿病アトラス」最新版に関するプレスカンファレンスで、IDF理事長であるカメルーン・Yaounde大学のJean Claude Mbanya氏は、「残念なことに、糖尿病の増加を食い止めることがどこの国でも実現できていない。問題なのは、以前考えられていたよりもさらに若年者での2型糖尿病が増えていることだ」と指摘した。

 その上で、若年者の2型糖尿病はその医療費によって医療保険制度を圧迫し、経済成長にも支障を来すことから、「糖尿病の予防、治療、管理を統合して行う制度を設けるなど、全世界で協調して対策を取る必要がある」と警鐘を鳴らした。

 なお、「糖尿病アトラス 第4版」は以下のアドレスから参照できる。
 http://www.diabetesatlas.org/

(日経メディカル別冊編集)