米Helen Graham Cancer CenterのGregory Masters氏

 ペメトレキセドカルボプラチンベバシズマブを併用投与することが、進行非扁平上皮非小細胞肺癌の有力なレジメンになる可能性が示された。50人を対象に進行中のフェーズ2試験で、最初の20人の予備的な解析結果が有望だったもの。成果は8月1日、米Helen Graham Cancer CenterGregory Masters氏(写真)がサンフランシスコで開催されている世界肺癌学会のポスターセッションで発表した。

 フェーズ2試験は、進行非小細胞肺癌のファーストラインの試験として、2008年1月1日から患者登録が開始された。PSが0か1の3Bもしくは4期の組織型が非扁平上皮癌の進行非小細胞肺癌を対象とした。

 患者は、21日置きにペメトレキセド500mg/m2、カルボプラチンAUC5、ベバシズマブ15mg/kgが投与された。病状の進行、または投与中止となる毒性がない限り、6サイクルまで行われ、さらにメインテナンス(維持)療法として3週間置きにベバシズマブ15mg/kgを1年間投与する。

 最初の20人(女性が12人)の登録が完了。年齢中央値は66歳で、15人が白人、4人が黒人、1人がラテン・アメリカ人だった。3B期が2人で残りは4期だった。

 本レジメンの忍容性に関して、20人中16人は数サイクルの化学療法を終了しており、8人は6サイクルを完了し、そのうち7人がベバシズマブのメインテナンス療法に移行し、4人が現在も投薬を受けている。16人のうち7人がセカンドラインに移行、3人がサードラインに移行した。

 投薬を受けている4人と早期の治療離脱例を除いた15人の無増悪生存期間中央値(PFS)は、29週だった。全生存期間中央値(MST)には到達していない。RECIST基準による評価が可能だった18人のうち完全奏効(CR)が1人、部分奏効(PR)が6人、安定状態(SD)が9人で、奏効率は39%だった。

 全体で78サイクルの化学療法が行われ、26サイクルのメインテナンス療法が行われ、2人の患者が治療に関連した副作用で入院した。1人が発熱と好中球減少症で、1人がグレード4の倦怠感だった。3件のグレード4の血小板減少症、1件のグレード4の好中球減少症が認められた。3人の患者が赤血球輸血を受け、2人の患者が血小板輸血を受けた。4人の患者が投与量の減量を要した。

 これらの結果からMasters氏は、「今後大いに期待できるレジメンだ」とコメントした。