スペインの首都マドリッドで6月12日、欧州リウマチ学会・年次学術集会(EULAR2013)が開幕した。会期は15日までの4日間。毎年開催となった2000年以降の年次学術集会としては14回目。4年に1回だった欧州リウマチ学会議の第1回が開催された1947年からは66周年に当たる。

 参加者数は110カ国から参集した約1万4000人。3800題超の登録演題から選りすぐられた一般口演320題、ポスター発表約1800題と、330人の招請発表者による約750題の講演が行われる。

 会場で見かける参加者の人種や出身地域は多彩で、EULARが世界学会として機能していることがよく分かる。アジア、アフリカの国名をプレートに記した参加者も数多く見かける。

 全体としては参加者、発表演題とも欧州が中心で、登録演題数が最も多かったのは英国だったが、2位は日本、3位は米国だという。登録演題の86%は臨床研究であり、現場重視の学術集会であることを前面に打ち出している。

 最終日には、2010年以来、3年ぶりとなる関節リウマチ管理リコメンデーション群の改訂内容が明らかにされる予定で期待が高まっている。個々の研究では日本からも国際水準の研究成果が数多く報告されるが、“大きな絵を描く”ビジョンを背景にした提案は欧州が最も得意とするところだからだ。