会場となったEXCEL LONDON

 欧州のリウマチ関連の学会としては最大規模を誇る欧州リウマチ学会EULAR2011)が5月25日、ロンドン郊外のEXCEL LONDON(写真)で開幕した。今回で12回目となる学術集会には、100カ国から1万5000人余が参加する見込み。28日までの4日間、リウマチ診療に携わる医師をはじめ、薬剤師や看護師らの専門家が集い、リウマチの最新知見について発表し、議論を交わす。

 EULARの会長を務めるPaul Emery氏(写真)は挨拶の中で、今回の学術集会の規模に触れ、学会としての成長を誇示した。それによると、300演題の口演、1600演題のポスター発表のほか、300演題の招待講演が予定されている。セッション数としては140件を超える。

EULARの会長を務めるPaul Emery氏

 内容的には、例年通り「基礎」と「臨床」が大きな柱となるが、今回はプライマリーケアを意識したプログラムも充実しているのが特徴の1つ。患者が参加するセッションもあり、幅広い立場からの議論が期待される。

 気がかりなのは、21日にアイスランドで起きた火山噴火の影響。上空に舞い上がった火山灰のため、英国北部やドイツなどでは空港が一時閉鎖となり、航空機の欠航便が相次いだ。しかし、25日には噴火はほぼ停止しており、昨年のような広範囲に影響が及ぶ可能性は低いとみられている。なお、今のところ日本と英国間の国際便に影響はなく、JALやANAなどは平常どおりの運航を予定している。

(日経メディカル別冊編集)