欧州リウマチ学会( EULAR: The European League Against Rheumatism )の第11回年次学術集会(EULAR 2010)が開幕した。6月16日から19日までの4日間の日程で、ローマ近郊の会議場Fiera Romaで開催されている。

 EULARによれば、今期学会では100カ国以上から1万3500人超が集まる見通し。セッション数は150を超え、780題の招待講演と約2000題の一般演題(口演300題、ポスター1700題)の発表が行われている。

 米国で開催される学会に比べ、さらに国際色が豊かで、南欧の強い日差しが照りつける会場では鮮やかな民族衣装の研究者が行き交い、様々な言語を耳にする。会場になったFiera Roma会議場は、多くの参加者が宿泊するローマ中心部から電車で1時間ほどの郊外。やや不便なのが難点だ。

 EULAR自体は1947年に設立され、63年の歴史がある。11カ国で結成され、以来、4年に1回の学術集会と年1回のシンポジウムを開催してきたが、2000年になって、2つの学術集会を統合、年1回の学術集会を開催するようになった。リウマチ関連の国際的な学術集会としては、米国リウマチ学会(ACR)の年次学術集会があるが、最近では、国際基準や勧告の制定などでEULARが主導する機会が増えており、主要な研究成果の報告の場としての比重が高まってきているようだ。

 次回、2011年のEULAR 2011は、5月25日〜28日にロンドンで開催される。

(日経メディカル別冊編集)