選択的シクロオキシゲナーゼ(COX)-2阻害剤であるルミラコキシブが痛風の急性疼痛緩和にインドメタシンと同等に有効で、インドメタシンに比べて副作用が少ないことを示す臨床試験の結果が明らかとなった。6月24日のポスターセッションでドイツOrthopaedic大学病院のRE.Willburger氏が発表した。

 ルミラコキシブはスイスNovartis社の選択的COX-2阻害剤で骨関節炎や急性疼痛の治療薬として開発されており、英国、オーストラリア、ブラジル、メキシコ、ニュージーランドなどで既に販売されている。わが国では開発検討中の段階だ。

 発表によると、臨床試験は多施設無作為化二重盲検試験で行われ、1週間1日に3回50mgのインドメタシンを投与するグループ(117人)と1週間1日に1回400mgのルミラコキシブを投与する群(118人)に分けて行われた。痛みの測定は毎日朝の投薬が終了してから4時間後に痛みの程度を5点評価する方式で行われた。

 その結果、投与2日目から5日目、2日目から7日目で評価したところ、痛みの強さはインドメタシンを投与した群もルミラコキシブを投与した群も同等だった。治療開始後4時間での痛みの減少程度も同等だった。

 一方、安全性、副作用については、ルミラコキシブ群がインドメタシン群よりも優れるとする結果が得られた。ルミラコキシブ投与群では試験の継続が不能になったのは2例(1.7%)だけだったが、インドメタシン群では10人(8.5%)が継続できなくなった。副作用の発生率もルミラコキシブ群が12人で10.2%だったのに対して、インドメタシン投与群では26人(22.6%)となった。