抗腫瘍壊死因子TNF)療法が有効でなかった活動性関節リウマチ患者の関節破壊を、抗CD20モノクローナル抗体製剤リツキシマブが抑制できることが明らかになった。「REFLEX (Randomised Evaluation oF Long-term Efficacy of RituXimab in RA)」と名づけられた第3相臨床試験結果の新たな解析で明らかになったもの。成果は6月22日の口演で、カナダ・トロント大学のE.Keystone氏によって発表された。

 REFLEX試験では既に、ACR20達成率などの結果からロツキシマブがリウマチの症状改善に有効であることは2005年11月に開催された米国リウマチ学会ACR)で発表されているが、関節破壊を抑制できることが今回初めて示された。

 REFLEX試験は1つ以上の抗TNF療法が有効でなく、メトトレキサートの投与を受けながらも腫脹した関節と痛みのある関節が8以上あり、C反応性たんぱく質が1.5mg/dLあるなど活動性の関節リウマチになっている患者を対象に行われた。週に10mgから25mgのメトトレキサートの投与を受けている患者に1日目と15日目に1000mgのリツキシマブかプラセボを投与し、4週ごとに24週まで臨床効果の評価を行った。そして希望する患者には24週以降同じ投与スケジュールで投与した。X線像による評価は24週と56週で評価を行った。

 その結果、56週時点で、リツキシマブとメトトレキサートを投与した群(272人)はプラセボとメトトレキサートを投与した群(184人)に比べて、骨びらんの進行と関節の狭小化進行を50%以上少なくすることができた。骨びらんスコアの平均変化で示すと、リツキシマブ群が0.59、プラセボ群が1.32だった。関節狭小化スコアの平均変化で示すと、リツキシマブ群が0.41だったのに対してプラセボ群では0.99だった。