米Amgen社が開発を進めている抗インターロイキン15(IL-15)抗体「AMG714」が抗リウマチ薬DMARDs)抵抗性の関節リウマチ治療薬になる可能性が示された。多施設無作為化二重盲検の第2相臨床試験で、主要評価ポイントではプラセボ群と比べて統計学的に有意な結果を得られなかったものの、2次評価ポイントで効果を示す結果が得られた。成果は6月22日に英王立グラスゴー病院のI. Mclnnes氏が発表した。

 臨床試験は少なくとも1つ以上のDMARDsで効果のなかった患者で抗サイトカイン生物学的製剤の治療を受けていない患者を対象に行った。当初の110人は40mg、80mg、160mg、280mgのいずれかの量のAMG714かプラセボを投与していたが、途中で投与方法を変更し、70人については280mgのAMG714かプラセボを投与する方法に変更した。どの場合も薬剤は2週間おきに12週間投与した。臨床効果と安全性は投与開始後16週までは2週間ごとに行い、20週後と24週後に行った。臨床効果の主要評価ポイントは、280mg投与群とプラセボ群での14週後のACR20達成率だった。副次評価は12週後、16週後のACR20達成率と急性期反応のレベルで行った。

 280mgのAMG714を投与した56人とプラセボを投与した58人について効果の評価を行った結果、14週後のACR20達成率はAMG714を投与した群では54%、プラセボ群は38%で統計学的に有意な差は得られなかった。しかし、12週後のACR20達成率はAMG714群で64%、プラセボ群で34%、16週後のACR20達成率はAMG714群で66%、プラセボ群で38%となり、統計学的に有意な差があった。ACR50ACR70達成率でも同様の結果だった。また、急性期反応について調べたところ、AMG714投与群ではプラセボ群と比べて、投与開始後4週時点で、C反応たんぱく質赤血球沈降速度の有意な減少が確認され、低下したレベルは試験終了まで維持された。

 AMG71の忍容性は高く、重篤な副作用の発生率はAMG714投与群で4%、プラセボ投与群で3%だった。重篤な感染症が2例の患者で確認されたが、1例はプラセボ投与群だった。