大阪府立大学大学院総合リハビリテーション学研究科の今井佐恵子氏

 日本人の2型糖尿病(DM)患者を対象に、食後の血糖変動に対するスナック(間食)の影響を調べたところ、昼食直後よりも15時半に間食をした方が食後の血糖変動が小さく、夕食後の血糖値上昇曲線下面積(IAUC 0-5)は昼食直後の間食と比較して30%減少することなどが示された。9月23日からバルセロナで開催されている欧州糖尿病学会(EASD2013)で、大阪府立大学大学院総合リハビリテーション学研究科の今井佐恵子氏らが発表した。

 同研究は、2種類の試験方法を用いたクロスオーバー無作為比較試験で、梶山クリニック院長の梶山静夫氏と共同で実施された。対象は、2型DM患者13人(男性:46%、平均年齢:68.5歳、HbA1c値:7.4%)。第1日目にCGMSを装着し72時間継続した。第2日目と第3日目の2日は、3試験食(7時、12時、19時)に加え、12時半、または15時半に間食をした。

 1日の試験食の総エネルギー量は1586kcalで、間食はビスケット3枚(75kcal)とした。

 試験の結果、昼食後、および夕食後のIAUC 0-5は、12時半の間食に比べて15時半の間食で20〜30%有意に減少した(P<0.05)。また、昼食後の血糖ピーク値は、15時半の間食をとった場合に比べて、12時半の間食のほうで有意に高かった(6.6mmol/L 対 5.4mmol/L、P<0.01)。ただし、平均血糖値、血糖変動幅(MAGE)、最大血糖変動幅(LAGE)は、12時半と15時半の間食において違いは見られなかった。

 今井氏は、「15時半の間食は、12時半の間食よりも夕食後のIAUC 0-5を30%減少させた。これは恐らくsecond meal effectと同様の効果だろう」と考察。さらに、「DM患者は間食しないのが一番だが実際には難しい。もし間食するならば、昼食と夕食の間の15時半ごろに食べるよう指導するのがよいと思われる」と指摘した。