EASD会長のAndrew J.M. Boulton氏

 欧州糖尿病学会の第49回学術集会(EASD2013)が9月23日、いまだ夏の日差しがまぶしいスペイン・バルセロナで開幕した。翌24日からは学術セッションもスタート。27日までの5日間、130を超える国々から1万8000人余が参加し、糖尿病学の最新知見をめぐって議論を交わす。

 EASD会長のAndrew J.M. Boulton氏は24日、開会の挨拶の中で、今大会の演題応募数は2321件、採択演題数は1361件と報告した。応募数は2000年大会以降で2番目に多く、採択演題数は3番目の多さとなった。同氏はまた、雑誌や論文の影響度を測る指標であるインパクトファクターをみると、学会採択演題は16.915(2007年)と高水準にあり、非採択演題の倍以上であることを誇示した。その上で、今大会も質の高い発表と議論が繰り広げられることに期待を寄せた。

 学会プログラムを概観すると、シンポジウムや記念講演などが38セッション、一般口演が48セッション、さらに1000演題を超えるポスターセッションから構成される。内容的には、DPP-4阻害薬やGLP-1受容体作動薬などのインクレチン関連薬をはじめ、SGLT2阻害薬やGPR40作動薬、さらには新規インスリン製剤などと薬物治療をテーマとしたセッションが数多く組み込まれている。加えて、食事療法や運動療法、患者教育や行政サービスなどと、扱うテーマは多岐にわたっている。中でも、学会としても近年、注力している糖尿病と心血管疾患との関連の演題も多く、不安障害やうつ病、さらには認知症と糖尿病との関係を検討した発表も目立っている。

大会の会場であるFira Gran Via