米国ペンシルバニア州フィラデルフィアで5月19日、米国胸部学会の年次学術集会(ATS2013)が始まった。「今日の医学と明日の医療が出会う場に」をテーマに5月19日まで開催される。

 喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、呼吸器感染症などをテーマに、4日間にわたり約400セッションで5300超の演題が報告される。全米16位の規模を誇るペンシルバニア・コンベンションセンターは、メーンのポスター会場やコンコースを中心に、初日から日本のラッシュ時を思わせる賑わいを見せている。

 参加者数は前年並みの1万2000人が見込まれる。2012年の実績では、米国・カナダ以外の外国からの参加者数は4割超の約5400人。その中で最多は英国の647人、日本は528人で2位だった。今期もあらゆる会場で日本人の発表者、聴講者が目に止まる。

 フィラデルフィアは米国の独立と自由の象徴である自由の鐘が置かれていることで有名だが、1751年に米国最初の病院であるペンシルバニア病院が、1765年には、ペンシルバニア大学に米国初の医学部が設置された米国の医学・医療発祥の地でもある。米国人参加者にとっては、特に歴史を感じる学術集会なのかもしれない。