非小細胞肺癌で、ペメトレキセドシスプラチン併用療法は、ゲムシタビンとシスプラチン併用療法に比べて、輸血など補助的治療の必要性が低いことが、大規模フェーズ3試験の追加解析から明らかになった。成果は5月30日から6月3日に米シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で、ポルトガルAveiro大学のF. L. Pimentel氏らが報告した。

 この大規模フェーズ3試験は、ゲムシタビンとシスプラチンに対する、ペメトレキセドとシスプラチンの、全生存における非劣性を証明する多施設オープンラベル無作為化試験。非小細胞肺癌患者1725人を対象とした本試験の結果、全生存期間は両群とも10.3カ月(中央値、以下同)であり、非劣性が証明された。

 組織別の結果では、腺癌あるいは大細胞癌において、ペメトレキセド+シスプラチン群は11.8カ月、ゲムシタビン+シスプラチン群は10.4カ月。扁平上皮癌ではそれぞれ9.4カ月、10.8カ月であり、非扁平上皮癌症例では、ペメトレキセド+シスプラチン群の方が、有意に全生存期間が長かったと報告されている(Scagliotti et al. J Clin Oncol.2008)。

 この試験の支持療法に関して、ペメトレキセドとシスプラチン(PC)併用群とゲムシタビンとシスプラチン(GC)併用群を比較した。その結果、輸血(PC群16.4%、GC群28.9%、p<0.001)、赤血球造血刺激剤(PC群10.4%、GC群18.1%、p<0.001)、G-CSF(PC群3.1%、GC群6.1%、p<0.001)の各支持療法について、ペメトレキセドとシスプラチン群の方が、有意に頻度が低かった。