写真1 「基礎研究の成果を臨床に生かす」がテーマ

 米国臨床腫瘍学会(ASCO)は本日、現地時間の午後1時から米国シカゴのマコーミックプレイスで開幕する。腫瘍学領域の医学会としては最も大きなものの1つで、第43回を迎える学会総会・年次集会には、米国をはじめ世界各地から約3万人が参加する見込み。「基礎研究の成果を臨床に生かす」をテーマに、6月5日まで開催される。

 今期の会長は、Gabriel N. Hortobagyi氏。腫瘍学領域の臨床と基礎研究の両面で世界をリードするMDアンダーセンがんセンター(テキサス州)医学部教授で、乳がんが専門である。今回のテーマは、Hortobagyi氏、あるいはアンダーセンがんセンターが一貫して目指してきた研究方針を凝縮させたものといえる。

 会長の意向のもと、学会プログラム委員会は、教育プログラムの充実を目指した。具体的には、前回アトランタ大会で初めて設定された臨床科学シンポジウムを27セッションまで拡大したほか、2つの特別セッション「Translational Oral Sessions」を新設し特に優れた臨床研究の発表を集約した。

写真2 学会会場となるマコーミックプレイス

 乳がん、大腸がん、肺がんなど29にのぼるトラックで、基礎研究と臨床現場をつなぐ視点での討論が繰り広げられる。

 なお、学会のホームページはこちら学会プログラムはこちらで、それぞれ閲覧できる。