第85回米国心臓協会・学術集会AHA2012)が11月3日、ロサンゼルスで開幕した。大会規模は、昨年から13%増の853セッションに拡大。開幕当日で既に、100カ国以上から1万5000人超の参加登録があり、大会期間中に2万人以上の参加が見込まれている。4日からは学術セッションが本格的にスタート。7日の最終日までに、4444件もの演題が発表され、循環器領域の最新知見をめぐって専門家らの議論が展開される。

 学術セッションプログラム委員会委員長を務めるElliott Antman氏(米Brigham and Women's Hospital)は、大会のハイライトとして、「Late-Breaking Clinical Trial」や「Clinical Science:Special Reports」をはじめ、発表者と学会参加者らが議論する場である「Meet the Trialists」などを挙げている。

AHA会長を務めるDonna Arnett氏

 このうちLate-Breaking Clinical Trialは、昨年より6演題増え、計27演題が発表される。4日には「ASPIRE」「ARCTIC」「FREEDOM」、5日には「OPERA」「RUTHERFORD」「GAUSS」、6日には「POISEIDON」「MADIT-RIT」など、注目の試験結果が発表される。

 AHAは2020年までに、全米において心血管の健康維持を20%改善し、心血管疾患および脳卒中による死亡率をそれぞれ20%低下させるという目標を掲げている。AHA会長を務めるDonna Arnett氏(UAB School of Public Health)は、この目標達成に向けた今大会の成果に期待を表明している。

大会会場のロサンゼルスコンベンションセンター

(日経メディカル別冊編集)