会場となったMcCormick Place

 第83回米国心臓協会・学術集会(AHA2010)が11月13日、シカゴで開幕した。14日からは学術セッションも本格的にスタート。100カ国・地域から3万人近くが参加し、17日までの5日間にわたって循環器分野の最新知見をめぐる議論を展開する。

 プログラムは、「Cardiovascular Imaging」や「Vascular Disease: Biology and Clinical Science」という「Cores」と呼ばれる7種類のテーマと、「Cardiovascular Nursing」や「Diabetes」などの10の領域に基づいて構成されている。学会によると、演題数は4000件以上にのぼるという。

 学会の目玉である「Late-Breaking Clinical Trials」は、14日から17日まで毎日4件の計16件の論文発表が予定されている。初日は、心不全に焦点を当てた臨床試験が主で、RAFTADVANCE BridgeEMPHASIS-HFASCEND-HFが発表される。2日目は心臓と脳、3日目はインターベンション、最終日は脂質に、それぞれ焦点を当てた試験の発表が予定されている。

開会の挨拶を行う学会長のRalph L Sacco氏(マイアミ大学ミラー医学校)

 今学会を通じて、循環器分野の2010年の総括が行われ、2011年以降へ向けた新たな展望が切り開かれることを期待したい。

 なお学会では、ツイッター(@AHAScience)を利用した意見交換の場も提供している。

(日経メディカル別冊編集)