米フロリダ州オーランドのオレンジカウンティ・コンベンションセンターで11月4日、米国心臓協会(AHA)の年次学術集会「Scientific Sessions 2007」が開幕した。7日までの4日間にわたって開催される。循環器分野では最も大規模な学会で、4000題近い一般口演、ポスターのほか、多数のシンポジウムや教育講演などのプログラムが用意されている。

 一般演題や教育講演などは例年、基礎、臨床、疫学の3分野に分けられている。このほかに、会長講演や受賞演題、最新臨床試験報告(Late-Breaking Clinical Trials)などのプレナリー(注目)セッションやスペシャルセッションが連日開催される。

 11月3日までの登録者数は2万3981人。このうち、医師などの専門家が1万7378人で、その半数近い8352人が海外から参加している。日本からの参加も大変多く、会場のどこにいても周囲に日本人を見かけるほどだ。

 今期学会のテーマは、「One World, One Mission, Your Specialty」。「世界は一つ。専門性を発揮し、共通の目標を達成しよう」ということになるだろうか。AHAはここ数年、治療を受ける機会が少ない弱者への注目、生活習慣の改善、一般医療機関の診療水準向上など、底辺の引き上げを重視する方向に舵を切ってきた。女性の心臓病に関心を集める「Go Red」キャンペーンや、ガイドライン順守を進める「Get With the Guidelines」などのキャンペーンはその一環となる。