国立循環器病センター内科心臓血管部門長の北風政史氏は、14日午前に開催された最新臨床試験報告(LBCT)セッション2で、急性心筋梗塞患者を対象としたJ-WIND試験(Japan-Working Group of Acute Miocardial Infarction for the reduction of Necrotic Damage )の試験結果を発表、ヒト心房由来ナトリウム利尿ペプチド投与ANP)投与群で対照群に対し、14.6%と有意な梗塞サイズの減少が見られたことを報告した。「薬剤投与による梗塞サイズの減少を報告した大規模臨床試験はこれが初めて」(北風氏)という。

 J-WINDは厚生労働省の「21世紀型医療開拓推進研究事業」として採択された臨床試験で、日本の65医療機関が参画した。多施設前向き無作為化盲検試験で、ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチドのカルペリチドとカリウムチャンネル開口薬のニコランジルの梗塞サイズ縮小効果を検討した。



【訂正】
11/22に以下の点を訂正しました。
 本文最後の段落で、「ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチドのカルペリチドとカリウムチャンネル開口薬のニコランジルを比較した」とありましたが、本試験は両剤をそれぞれ偽薬と対照した2アームの試験です。そのため上記のように、「ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチドのカルペリチドとカリウムチャンネル開口薬のニコランジルの梗塞サイズ縮小効果を検討した」と訂正します。