消化器関連では世界最大の学術集会、米国消化器病週間(DDW)が5月30日、米シカゴで開幕した。今回は第40回記念大会で、「科学から医療へ(Turning Science into Medicine)」をテーマに6月4日までの6日間にわたって開催される。

 DDWは、米国消化器学会(AGA)を筆頭に、米国消化器内視鏡学会(ASGE)、米国消化管外科学会(SSAT)、米国肝臓病学会(AASLD)の4学会が共同で運営している。併設の展示会は5月31日から6月3日まで開かれる。

 参加者数は約1万6000人を見込む。一般演題は5000題を超え、そのうち口演が約1100題。セッション数も400以上で、米国で開催される学会の中でもトップクラスの大規模学会だ。

 今回、新型インフルエンザの世界的な流行と開催が重なったが、学会事務局は、「状況を注視してはいるが、日程やプログラムを変更することはない」として、予定どおりの開催に踏み切った。ただし、日本の大学や施設、企業などの多くが海外渡航禁止措置をとった影響で、日本人の参加者は激減している。ポスター会場でも、日本からの発表が、掲載取り止めや掲出のみとするケースが散見された。

 開催地シカゴが位置する米イリノイ州は、5月27日現在で累計1002人の感染者が発生している。これは、テキサス州、ウイスコンシン州に次ぐ全米3位の規模だが、学会会場で2、3人の日本人研究者が着用しているのを除けば、街中でも空港でもマスク姿をみかけることはなかった。