DPP-4阻害薬のサクサグリプチンとメトホルミンの併用は、血糖コントロールの改善に有効であった。米国サンアントニオ大学のRalph A Defronzo氏が6月25日、第67回米国糖尿病学会の一般口演で報告した。

 この研究は、メトホルミンを1500〜2550mg/日服用していて、HbA1c値が7〜10%の2型糖尿病患者743人(平均年齢55歳)を、サクサグリプチン2.5mg、5mg、10mg、プラセボのいずれかを1日1回追加投与するという4群に無作為割付けして行われた。24週間の投与期間後、血糖コントロールの指標であるHbA1c値などの変化を比較した。

 24週後のHbA1c値は、投与前と比べてサクサグリプチン2.5mg群で0.73%、5mg群で0.83%、10mg群で0.72%減少し、いずれもプラセボ群と比べ、有意差があった(p<0.0001)。さらに、空腹時血糖値についても、サクサグリプチン2.5mg群で16mg/dL、5mg群で23mg/dL、10mg群で22mg/dL減少し、こちらも有意差があった(p<0.0001)。

 Ralph A Defronzo氏は「特に体重増加もなく、低血糖の出現率もメトホルミンだけを投与した場合と同等だった」と話し、今後の開発に期待を込めた。なお、同薬剤は欧米ではフェーズ3段階にある。日本では、昨年末にブリストル・マイヤーズ スクイブと大塚製薬の契約が結ばれ、大塚製薬が日本での開発・販売権を取得している。