これまで、メトホルミンとの併用による有用性が多く示されてきたDPP-4阻害薬シタグリプチンの、スルホニル尿素剤(SU剤)との併用試験の結果が第67回米国糖尿病学会で報告された。デンマークのアーハス大学のKjeld Hermansen氏がポスターセッションで発表した。

 これは、グリメピリド単独もしくはグリメピリドとメトホルミンを併用しても良好な血糖コントロールが得られない18〜75歳の2型糖尿病患者441人(平均HbA1c値8.3%)を、シタグリプチン100mg追加投与群とプラセボ群に無作為割付けし、24週間治療を行ったもの。

 その結果、シタグリプチン群はプラセボ群に比べ、HbA1c値を0.7%低下させた(p<0.001)。これを、併用薬別にみると、グリメピリドとメトホルミンにシタグリプチンを追加した群では0.9%低下、グリメピリドにシタグリプチンを追加した群では0.6%低下と、いずれも有意な改善効果だった(p<0.001)。さらに、シタグリプチン群はプラセボ群に比べ、空腹時血糖値を20mg/dL、食後2時間血糖値を36mg/dL低下させた。

 治療期間中にみられたすべての有害事象は、シタグリプチン群60%に対し、プラセボ群47%と大差はなかったが、低血糖がみられた割合は、シタグリプチン群12.2%に対し、プラセボ群1.8%と有意差があった。いずれも重篤なケースではなかったものの、「SU剤を用いた他の試験と、結果を比較する必要がある」と、Kjeld Hermansen氏は述べた。