開会の挨拶をするACR会長のDavid G. Borenstein氏

 米国リウマチ学会の第75回年次集会(ACR2011)が11月5日、快晴のシカゴで開幕した。昨年の大会で提唱された「ACR/EULAR新寛解基準」に対する実臨床での評価をはじめ、生物学的製剤と癌発症リスクとの関係、あるいは若年化が懸念される病態の実態など、多岐にわたる研究成果が発表される。米国のみならず欧州やアジアから、約1万5000人が参加する見込みで、11月9日までの5日間にわたり最新知見をめぐる議論が展開される。

 今大会の目玉の1つは、昨年発表された「ACR/EULAR新寛解基準」のその後だ。この1年間、臨床の最前線で取り組まれた新寛解基準の実際とその評価に関して数多くの発表が予定されている。例えば、これまで広く使用されてきたDAS28寛解基準との比較のほか、実臨床で明らかになった新寛解基準の課題、あるいは簡易版の提唱などの演題を拾うことができる。

会場のMcCormick Place West

 大会4日目には、ACR Late Breaking Abstractsのセッションが組まれており、薬物治療を中心とする臨床試験について6演題が発表される。

 このほか、生物学的製剤と癌発症リスクとの関係についての新知見、若年化あるいは合併症の多発化などが懸念される病態の実態、スポーツとリウマチとの関連性、アルコール摂取とリウマチ発症との関係、病態軽減化を目指す栄養面からのアプローチなど、注目すべき演題が目白押しとなっている。

(日経メディカル別冊編集)