11月6日、米国マサチューセッツ州ボストンにて、本年の米国リウマチ学会(ACR)年次集会が開幕した。わずか11演題でスタートした1934年の第1回会議から数えて71回目の開催となる本大会では、米国東部で最大級のボストンコンベンション&エキジビションセンター(BCEC)を舞台に、多数の公募演題から選出された2000題以上の研究成果が発表される。今回は、全世界から1万1000人を超える医師、研究者、コメディカルなどが集まるものと予想されている。

 11月6、7日の2日間は「プレコース」として、基礎研究者、臨床研究者に向けた教育セッションやレビューコース、オープニングレクチャーなどが行われる。学術集会は8日からで、アブストラクトセッション(一般演題)のほか、様々なテーマに特化したシンポジウムや特別セッション、3つのプレナリーセッションなどのプログラムが並ぶ。

 欧米の大規模学会では、5〜10kmの短距離ランニング会がしばしば実施されるが、ACR2007では、「フィットネスセッション」が設けられている。長時間の聴講に疲れたら、参加して太極拳を体験してみるのも面白いかもしれない。

 なお、本大会では新たな試みとして、4つのセッションをビデオに収録。聞き逃した人のために、その模様を別時間に上映するという。また、各専門領域のオピニオンリーダーが選ぶ「本大会のハイライト」も会期中に発表される予定となっている。限られた時間でできるだけ多くの情報を吸収したい参加者には非常にありがたい試みだ。

 レッドソックスのワールドシリーズ制覇で沸き返ったボストンの熱気を感じるには一足遅かったが、ACR2007会場でもそれに劣らぬ熱気を感じることができるに違いない。