3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受けて、日本薬剤師会、日本病院薬剤師会、日本災害医療薬剤師学会の3団体が薬剤師ボランティアの募集を開始した。

 日薬は、都道府県薬剤師会単位でボランティアの名簿を集約する形で募集を行っている。そのため、参加希望者はまず、都道府県薬剤師会へ連絡する必要がある(非会員でも参加可能)。派遣地域は、岩手、宮城、福島、茨城。現地に入り、地元薬剤師会の指示に基づいて業務を行う。

 また、ボランティアの応募にあたって留意すべき点として、

(1)各都道府県薬剤師会でボランティア保険へ加入すること
(2)宿泊施設が確保されていないため、現地での宿泊先を各自で確保するか、
   寝袋等を持参すること
(3)自身の水・食料などを可能な限り持参し、避難者用の食事を勝手に食べる
   などの行為は謹むこと
(4)3泊4日以上のできるだけ長期で応募すること

などを挙げている。

 日病薬のボランティアに応募する場合は、同会のウェブサイト上からダウンロードできる「ボランティア登録名簿」に必要事項を入力し、同会の災害対策本部にメールする。派遣地域は、青森、岩手、宮城、福島、茨城。現地の病院薬剤部または避難所における医療チームの中で、業務を行う。

 ボランティアの参加資格としては、

(1)本会負担で日本病院薬剤師会ボランティア保険に加入するため、
   病院・診療所に従事している薬剤師または実務経験がある薬剤師で、
   日本病院薬剤師会会員であること
(2)施設長および所属長に許可が得られること
(3)現地での業務に耐えうる健康状態にあること
(4)現地までの交通手段および宿泊を自分で確保できること(寝袋を準備できる等)
(5)現地に滞在する間の食事・水等を自分で持参できること

の5点を挙げている。

 日本災害医療薬剤師学会でもウェブサイト上でボランティアの募集を行っている。日薬や日病薬のボランティアは日本医師会災害医療チーム(JMAT)と連携した活動も行う予定だが、日本災害医療薬剤師学会のボランティアは学会独自の活動となる。参加希望の会員は氏名、住所、電話番号、生年月日等を記載し、ウェブサイトで指定されているアドレスまでメールを送信する。

 3月18日正午現在、同学会のウェブサイトに記載されている業務内容と募集人数は、

(1)北茨城市医療救護所(24時間)の医療救護所で被災者の持参薬の鑑別、
   医師への代替医薬品の選定助言など。2〜4人程度
(2)水戸済生会病院の薬局、調剤業務。最低1人
(3)大洗海岸病院にて調剤業務や、地域の避難所を巡回訪問する際の薬の相談応需。最低1人

となっている。なお、参加者はボランティア保険に加入することが必須であり、保険料は同学会が負担する。


関連サイト:
日本薬剤師会(東北地方太平洋沖地震について)
日本病院薬剤師会(薬剤師ボランティアの募集について)
日本災害医療薬剤師学会(ニュース)