「自動採点機能で腕試し!1日1問薬剤師国家試験」が始まって、1カ月が経ちました(前回記事)。正答率が個人ごとに蓄積されますが、これまでの成績はいかがでしょうか。

 10月6日の20時までの結果を集計したところ、総解答数は4万8956件、平均正答率は45.8%でした。総解答数とは、参加者1人が1問に付き1回カウントした件数で、同じ問題を複数回トライしても1件となります。また平均正答率は、参加者が各問題について最初に解答した正答率です。

 薬剤師国家試験の合格ラインはおよそ6割以上とされているので、意外と厳しい結果になっています。正答率が低い理由として、近年で最も難しいとされた第100回国家試験からの出題であり、特に最初の頃は化学や物理の難問が続いてしまったことが考えられます。

 実際の薬剤師業務に近い問題については、やはり高い正答率になっています。これまでに出題された問題で、正答率が93.6%と最も高かった問題をご紹介します。

【問題】
 84歳女性。女性の家族が近所の保険薬局に処方せんを持参した。最近になって女性の記銘力低下(物忘れ)が気になり、脳神経外科を受診したとのことであった。医師により軽度のアルツハイマー型認知症と診断され、今回が初回投薬となった。その処方内容は次の通りであった。

(処方1)
 ドネペジル塩酸塩錠5mg 1回1錠(1日1錠)
   1日1回 朝食後 7日分
(処方2)
 レバミピド錠100mg 1回1錠(1日3錠)
   1日3回 朝昼夕食後 7日分

 薬剤師が、この処方せんを確認して調剤を行う場合、その対応として最も適切なのはどれか。1つ選べ。なお、ドネペジル塩酸塩錠は、3mg、5mg、10mg錠が製品化されている。


(1)ドネぺジル塩酸塩錠は3mgから開始するので、医師に疑義照会した。

(2)ドネぺジル塩酸塩錠は5mgが維持量なので、問題はないと判断した。

(3)ドネペジル塩酸塩錠は初回負荷量として10mgを投与するので、医師に疑義照会した。

(4)ドネペジル塩酸塩錠とレバミピド錠の併用は禁忌なので、医師に疑義照会した。

(5)レバミピド錠は中枢神経系の副作用軽減を目的とすることを説明した。

 これからも1日1問ずつ、土曜日、日曜日、祝日も出題します。既に出題された問題は、過去1週間分(その日を含めて7日間)さかのぼることができます。公開中の問題については、学校法人医学アカデミー 薬学ゼミナールによる解説もありますので、ぜひ挑戦してみてください。

 なお回答すると、お一人様につき1日1問1ポイント獲得することができます。この機会にぜひポイントプログラムにご参加ください。

 ポイントプログラムの詳細はこちらをご覧ください。