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2009/2/24

医師への質問 応用編 胃がん術後の後遺症とは?

 
 胃がん監修:
京都大学消化管外科教授 坂井 義治
  
 
 胃がんの手術の後には、どういった後遺症が出ますか。後遺症を少なくする方法はありますか。

 胃は、食物を一定時間蓄え、徐々に腸へ送り込む働きをしています。手術で胃を切除すると、その役割が損なわれて一度に少量しか食べられなくなり、無理してたくさん食べると下痢をしやすくなります。また、食後に、冷汗、倦怠感、めまい、手や指の震えなどが生じることもあります。これは、胃で蓄えられず食物がすぐに腸へ送り込まれてしまうので、食事中や食後に血糖値が急激に下がることで生じるダンピング症候群という後遺症です。さらに、胃液や胆汁が食道へ戻る逆流性食道炎が起こり、胸焼け、喉の痛み、食欲不振を訴える患者さんも少なくありません。栄養素の吸収機能も落ちるため、手術後2〜3年たってから貧血や骨粗しょう症になる人もいます。そういった症状が強い場合には、薬による治療が必要になります。

 後遺症の出方には個人差がありますが、担当医や看護師に、予防法や対処法を聞いておくと心強いでしょう。例えば食後2〜3時間でダンピング症候群が起こる人の場合は、その時間帯に糖分を補給するようにすると後遺症が出にくくなります。

(まとめ:福島 安紀)

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