2009/2/24
胃がん監修: 京都大学消化管外科教授 坂井 義治 | ![]() | |||
腹腔鏡手術は、腹部に数カ所の小さな穴を開け、そこからカメラと手術器具を挿入し、画面を見ながら行う手術です。
メリットとして、体への負担が比較的少なく、キズが小さい、拡大鏡を使って肉眼では見えないものが確認できる、見えにくい狭い場所も画面に写せる、術者以外のスタッフも視野を共有できることがあります。逆に、デメリットとして、患部を触って確認することができない、術野全体を見渡せない、腹腔鏡手術の経験が豊富な病院とそうではないところの技術差が大きい点が挙げられます。
腹腔鏡手術を受けるかどうか考える際には、メリット、デメリットを確認してよく吟味しましょう。この手術の経験が豊富な病院かどうかは、日本内視鏡外科学会のホームページで、消化器・一般外科領域の技術認定を受けている医師がいるかが一つの目安になります。