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2008/5/20

医師に聞くべき質問 応用編 免疫療法の有用性と副作用は?

 
 腎がん監修:京都大学医学部泌尿器科学教室教授 小川 修  
 
◆こんな質問をしてみましょう
 標準治療として行われている免疫療法(サイトカイン療法)はどの程度有効ですか。副作用についても教えてください。

 がんが腎臓の周辺臓器や肺、骨などほかの臓器へ転移している場合には、手術で腎臓を摘出した後(あるいは手術を行わず)に、インターフェロンα、インターロイキン2といったサイトカイン(細胞に働きかけて生理反応を起こすタンパク質)を注射する免疫療法が標準治療です。日本ではインターロイキン2が高価であるため、インターフェロンαを使うことが多くなっています。この薬が効けば延命効果が期待でき、ほかの臓器への転移があってもがんと共存しながら一定期間普通の生活を続けることができます。

 ただし、その奏功率は12〜20%で、免疫療法でがんが縮小する人が限られているのが難点です。また、発熱、頭痛、全身倦怠感、うつ、白血球減少、甲状腺機能低下、肝機能障害、眼底出血、間質性肺炎といった副作用が強く出る場合もあります。免疫療法を受けるかどうか決める際には、分子標的薬やまったく治療を受けないときと比べて、治療効果や副作用はどうなのか、担当の医師によく相談するようにしましょう。

(まとめ:福島 安紀)

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