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親ががんにかかったら

2011/10/18

【自宅療養編】第14回

絹の靴下、湯たんぽ…冷えを取る工夫あれこれ

はにわきみこ

 体温が低いと免疫力が落ちる、という話はもはや常識。人間の身体機能が正しく働くためには、36.5℃前後の体温が必要です。だからこそ、自宅療養時をはじめ、生活の中で「体を冷やさない、冷えたらそれを取り除く」ことが大切。家族みんなで取り組みましょう。

肌着と靴下には綿や絹の自然素材を
 鍼灸師やセラピストの知人は、皆口をそろえて「身に着ける服は、木綿か絹がいい」と言います。でもそれはなぜでしょう? その理由が分かったのは、私自身が子宮内膜症で手術せざるを得なかったときでした。

 温かさに特化した最新の化学繊維を着ても、おなかの周囲がスースーとして寒いのです。それに靴下を何枚重ねても温まりません。

 ところが、シルクニットのキャミソールと、絹の五本指靴下に替えてみたら、体のこわばりが解け、温かくなったことが分かりました。元気な頃は冷えを感じることがなかったので、素材による違いが分からなかったのです。この発見を、父母の生活に活かさない手はありません。

 父のがんが発覚した時点で、私は絹の五本指靴下10足をインターネットで取り寄せ、父に着用するよう勧めました。五本指の靴下は、履くときこそちょっと面倒ですが、つま先すべてがポカポカします。汗をかいても冷たくならず、サラッとしているのも木綿とは異なる特徴です。

 また、手術後は、傷口をガードするために腹巻を用意しました。木綿100%のものと、絹含有のものを買って自分で着用して比べてみたところ、肌触り、保温性ともに絹含有の方が快適だということが分かりました。

 父母は、加齢と共に皮膚感覚が鈍くなってきています。自分では寒いのか暑いのか、冷えているのかどうかが分からないと言います。そのため、気温の変化で体温を奪われないよう、着脱のタイミングを計ることが重要です。

 実は、私の実家はクーラーがなく、暑い時期でも扇風機だけで乗り切ります。そのため、さすがに真夏は裸足で過ごし、熱中症対策の方に重きを置いています。

 気を付けなければならないのは、夏場の朝晩の冷え込みや、雨の日の肌寒さです。靴下の着用を省略している間に、つま先から冷えが体に入り込んでしまいます。

 1度着用の習慣がついてしまえば、五本指靴下は冷え対策には大きな武器になります。でも、インターネットに疎い親世代は、どこでその品物を買ったらいいかが分かりません。私たち子世代が、適切なものを選んで届けてあげましょう。

POINT

・肌に触れる服は木綿か絹の自然素材を選んで
・腹部や指先、つま先がスースーしたら冷え対策を!

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