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親ががんにかかったら

2011/10/11

【自宅療養編】第13回

同じ病気の先輩、後輩との縁

はにわきみこ

 父のがんが発覚した当初、「食道がんは予後があまり良くない」と書籍で読んで、がっくりした私ですが、インターネットで希望を見付けました。それは、食道がんの治療を経て、今、元気にしている男性の体験談です。「元気になった人もいる!」その事実は患者と家族を大いに元気付けてくれました。

地元の患者会からお誘いが

 女性は共感を得ることを大切にします。初対面であっても、共通点があれば会話が弾むことも珍しくありません。私自身、子宮筋腫・内膜症体験者の会「たんぽぽ」のおしゃべり会に参加したとき、集まった女性との会話に癒されました。共通の悩みを持つ者同士、ストレスなく、役立つ情報交換ができるのです。

 患者会、体験者の会への参加は、特に女性にお勧めします。女性にとって、おしゃべりは心の呼吸活動。止めてしまえば息苦しく、生きることまで苦しくなってしまいます。患者本人だけでなく、家族を対象としたものがあれば、積極的に顔を出してみてはいかがでしょう。誰に相談していいか分からない、という苦しさから解放されます。

 しかし、70代男性、父の場合は? がん体験者が年配、しかも男性だった場合、よほど社交的でないと、こういった会の良さを体験することは難しいかもしれません。男性の場合は、「そういう事実がある(元気になった人がいる)」という文字情報だけで、十分励まされるのではないか、と私は感じています。

 がんの治療中、父は、患者会についてまったく興味を示しませんでした。しかし、私が書籍『親ががんだとわかったら』を発表したことで、意外なつながりが生まれました。父母の住まいが近隣だと知った読者から、患者会へのお誘いメールが届いたのです。

 その方は、胃がんで胃を切除したけれど、現在は趣味の山登りができるほど元気になっているとのこと。自己紹介の文面を読んで、胸がいっぱいになりました。「がん=死」だと絶望することはない。心掛け次第で元気を取り戻し、楽しく生きることは可能なのだと。

 父本人が乗り気にならず、結局、その会に参加することはありませんでした。でも、同じようにがんを経験し、今元気になっている人がいる、その事実に、私たち家族はとても励まされました。

 治療開始前にインターネットで見つけた食道がん体験者の方の話(こちら)は、私たち家族の希望でした。治療を経て元気になった人は、ぜひ、その体験を語る、書く、発表することで、シェアすることを検討してほしいと思います。

POINT

・地元に患者会、交流会がないか調べてみよう
・克服した人の話を見聞きすれば、希望が湧いてくる

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