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親ががんにかかったら

2011/8/30

【自宅療養編】第7回

こうして防ごう! 胃切除後のダンピング症候群

はにわきみこ

低血糖対策「ポケットにキャンディーを」

 では、後期ダンピング症候群の症状が起こった場合には何をするべきか?

 症状が出た時は、血糖値が低くなっています。血液中に存在する糖は、体を動かすためのエネルギー。血液中の含有量が少なくなると危険です。そこで血糖値を速やかに上げるために、ブドウ糖(薬局で購入可能)やキャンディーなどの純度の高い糖分を口に入れるのです。

 とはいっても、血糖値を急上昇させるのは、あくまでもダンピング症状の緩和に必要な「頓服」です。

 実は、血糖値が急上昇すると、インスリンが大量に出て、今度は急降下させてしまうのです。急降下と急上昇を繰り返すことは、体にとって負担になります。では、常にちょうどいい血糖値を保つにはどうしたらいいのでしょうか?

 ポイントは、グリセミックインデックス(GI)値です。

 GI値とは、食後に血糖値が上がる速度を数値化したものです。ブドウ糖を摂った場合の数値を100とし、他の食べ物の場合の相対的な比を表します。この数値が低いほど、血糖値が上がりにくい食べ物ということになります。

 ただでさえ、小腸での消化吸収が早く行われてしまうわけですから、「低GI値」の食材を選ぶことの重要性が分かって頂けると思います。

 GI値が高いのは、白砂糖、白米など精製したもの。GI値が低いのは、黒砂糖、玄米、ライ麦パンなど、未精製のものです。GI値が低い食べ物の情報は、糖尿病対策が参考になります。

 とはいえ、糖尿病用のメニューをそのまま、胃の切除後の患者に当てはめるわけにはいきません。未精製のものは、消化しにくい、という特徴があるためです。消化を助ける料理法を工夫することが課題です。

  胃を切除した人の食べ物で大切なことをまとめると、「消化がよい」「少量で高カロリー」かつ「GI値が低い」もの、となります。胃を切った人でも無理なく食べられる低GI食品には、バナナ、りんご、豆乳、ヨーグルト、などがあります。おやつとして上手に取り入れていきましょう。

ポイント

・血糖値が上がりやすい、上がりにくい食べ物を把握する
・急性症状の対策には、純度の高い糖分を

【参考サイト】
1)がん情報サービス(国立がん研究センターがん対策情報センター)
http://ganjoho.jp/
各種がんの解説>胃がん治療 - 手術後の後遺症:小(無)胃症状とダンピング症候群

2)ALL ABOUT 健康・医療
グリセミックインデックスで血糖値改善
http://allabout.co.jp/r_health/gc/302688/

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