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親ががんにかかったら

2011/7/19

【自宅療養編】第2回

朝・昼・晩、何をどうやって食べればいいか

はにわきみこ

赤ちゃんの離乳食のイメージで

 では、朝・昼・晩の3食はどんな献立にしたらいいのでしょう?

 退院後は、患者自らが「食べたらどうなるか、どう食べたら体調が悪くならないか」について、トライ&エラーを続けていきます。少しずつ自分のペースを作っていくほかありません。「最終的には家族と同じ食事を食べられるようになる」とは言われましたが、退院後3カ月ぐらいは慎重にした方がよい、と思います。わが家では、母が神経質すぎるほど父の食事に気を配っていました。

 当面避けた方がいいものは「硬いもの、繊維の多いもの、油もの、生もの、刺激の強いもの(辛い、酸味が強い、熱すぎる、冷たすぎる)」。刺身、生肉などの生ものは、食中毒の恐れがあるため避けます。食中毒を起こす菌に対して“関所”となる胃がないため、症状が深刻になる可能性があるのです。

 何を食べたらいいのか、という目安は「赤ちゃんの離乳食にできるもの」と考えると分かりやすいです。病院の栄養相談室では、食べ物の模型を使って、実際にどのぐらいの分量を食べるとよいかを説明してくれました。

 主食はやわらかいご飯かおかゆ、パン類。麺類なら、柔らかく、一口で食べられる短さに切ったうどん。

 副菜のたんぱく質は、白身魚や大豆製品、ヨーグルトから。

 野菜は「指で挟んでつぶれる」状態にでき、繊維があまり残らないものを。じゃがいも、さといも、かぼちゃ、にんじんなど。葉物野菜では、キャベツよりも白菜の方がベター。

 料理法は、蒸す、煮るがメインになります。油を使った炒め物は、体調と相談しながら徐々に試していきます。野菜類は、ミキサーで滑らかにしてポタージュスープにするのもよい方法です。量を食べられないからこそ、よい調味料、よい出汁を使って、味覚面での満足感を高める工夫が必要だ、と私は感じました。

 さて、私は最近、「少量の質の良い食事で満足を得るダイエット食事法」を体験しました。「一口食べたら箸を置く。よく噛んで食べる」ことに慣れるため、食事のたびに「飲み込まないぞゲーム」をしましょうとのこと。

 なかなか飲み込まずに、ずっと口の中でかみ続けるという食べ方です。いつの間にか食べ物の形がなくなるまで、およそ50回は噛み続けることになります。この食べ方は、胃を切除した人にとっても有効なはず。家族全員で「飲み込まないぞゲーム」に参加できれば一番いいですね。

ポイント

・調理法を工夫して。野菜は指で挟んだらつぶれる柔らかさに
・口に入れたら50回、よくかんでから飲み込むクセをつけよう

【参考サイト】
1)がん情報センター(国立がん研究センターがん対策情報センター)
http://ganjoho.jp/
がんとつき合う>食生活とがん>食事と栄養について>手術を受けたあと

2)医療情報サービス マインズ
http://minds.jcqhc.or.jp/
胃癌>日本胃癌学会編/一般・GL(04年)/ガイドライン>Q&A18 胃がん手術後の食事について

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