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親ががんにかかったら

2011/5/24

【発覚&手術編】第8回

抗がん剤投与で入院、その心得とは

はにわきみこ

 抗がん剤の投与が始まると、父は、眠ってばかりになりました。

 「これまでに感じたことのない、強い眠気がある」とは本人の談。テレビを見ることはできても、新聞や本を読む根気はなかったようです。また、AMラジオで、高校野球やナイター中継を好んで聞いていました。テレビだと目が疲れるけれど、ラジオならば耳だけでよいので楽、とのこと。

あると便利なグッズ

 さて、入院時に持っていくとよいものは何でしょう。

 選ぶものは、長期の旅行をイメージするとよいと思います。欲しいものは、身だしなみを整えるもの、肌に付けるものです。歯ブラシ、歯磨き粉、ひげそり、シェービングクリーム、乳液、ハンドクリーム、リップクリーム、肌荒れや傷に効く塗り薬、虫さされの薬。忘れがちですが、耳かき、爪切りも必要になります。

 娯楽面では、ラジオ、CD、DVD(ベッドサイドにプレーヤーが付いている場合もあります)、書籍、新聞、雑誌などを好みでセレクト。私は癒しの音楽や、落語のデータが入ったMP3プレーヤーを用意したのですが、父には操作が複雑すぎたようです。ポータブルCDプレーヤーの方が好評でした。

 父は外科手術を予定していたため、パジャマの改造をしてみました。私はお腹を2回切っているので覚えがあるのですが、パジャマのズボンのゴムが、傷口に当たると痛いのです。女性だったらネグリジェがありますが、男性は? そこで、母がアイデアを出しました。

 「パジャマのズボンのゴムって、輪になっているじゃない? 普通のズボンみたいに、パカッと前が開くようにしたらどうかしら。ボタンの代わりに面ファスナーを付けたらいいと思うの」

 なるほど。それなら、診察で腹部を見せるときも便利そうです。

 早速、肌触りのいい2重ガーゼのパジャマを3着取り寄せ、ズボン部分の改造に取り組みました。幅広のゴムをいったんカットして、合わせの部分に力布を付けて、面ファスナーを縫い付けます。このズボンは、入院中も、退院後も、とても活躍しました。裁縫が得意な人は、ぜひ試してほしいと思います。

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