このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

新着一覧へ

親ががんにかかったら

2011/5/17

【発覚&手術編】第7回

お金の心配は治療費だけにあらず

はにわきみこ

働けない間の収入減

 私はフリーランスでライターの仕事をしています。主な仕事は、健康雑誌の取材・執筆、書籍の企画と執筆。そしてそれ以外に、週1〜2日の事務仕事をしていました。8年間のOL経験があるので、営業サポート事務はお手のものです。

 父の闘病中は、執筆にかかわる仕事をする心境になれなかったので、もっぱら、この事務職だけで最低限の収入を確保していました。9時〜17時半までの仕事を終えてから、高速道路で実家に移動、1〜2日実家に泊まって作業をし、朝、実家から出勤、と車で往復していました。私は車の運転が苦になりません。車での移動時間は、いい気分転換になりました。

 そしてこのころ、私は、九星気学の勉強を始めました。当初は「父の病気のことばかり考えていると気が重くなる。全く違う脳の使い方をして、一時だけでも別の世界に集中したい」というのが動機でした。しかし、始めてみると勉強そのものが面白く、2年たった今は、鑑定ができるほどになっています。

 「親の看病をしていく上で、これまでと全く同じ働き方はできない。だったら、自分の特長を活かせる別の働き方も視野に入れた方がいい」という意識が芽生えていたようです。

 会社員であれば、休暇を使う、遅刻や早退など短時間勤務をするなど、会社の制度を使って時間のやりくりが必要になるでしょう。「私がやらなければ」「周りに迷惑を掛けて申し訳ない」と考えてしまうと思いますが、会社が組織である以上、「自分の仕事の代わりができる人」がいるはずです。いなければ、育てなくてはなりません。

 そういう意味でも、親の看病、介護は、これまでの仕事のやり方を振り返り、最も効率的な方法を模索するチャンスといえるかもしれません。

 柔軟な発想で、仕事に取り組んでいきましょう。元気があれば、何でもできるのですから。

はにわきみこさんの著書『親ががんだとわかったら ― 家族目線のがん治療体験記』(発行:文藝春秋 価格:本体1238円+税)は、がんナビの「書籍紹介」で掲載しています。こちらから購入することができます。

この記事を友達に伝える印刷用ページ