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親ががんにかかったら

2011/5/17

【発覚&手術編】第7回

お金の心配は治療費だけにあらず

はにわきみこ

意外にかかる治療費以外のお金
 
 実はわが家の場合、父のがん発覚後に最もお金が掛かったのが、実家のリフォームでした。

 私が生まれたときに建てた家は、その後、何も手入れをしていなかったため、床が弱くなっていたのです。実際、頻繁に実家に出入りしている間に、私は2カ所も床を踏み抜いてしまいました。これまでもリフォームの話はありましたが、実行に移すチャンスを逃していたのです。

 しかし、ついに年貢の納めどき。父の自宅療養時の安全確保のためにリフォームが必須でした。

 リフォームを前に、まずは不要品の処分が必要になりました。私と妹が独立するときに置いていった物、冠婚葬祭などでいただいた物、そのほか捨てられずに地層のようにたまった物が、リフォーム実施の壁になっていたからです。

 不要品処分会社に見積りを依頼したところ、「延べ7人で費用は70万円」。な、ななじゅうまんえん! 気絶寸前です。最終的に、別の業者を探して地元のクリーンセンターをピストン輸送する方法にしましたが、やはり、2日間述べ7人の労働力として約18万円が必要でした。

 足繁く実家に通い、父母がお手上げ状態の不用品の処分をまめにしていれば、こんなことにはならなかったと反省。捨てるものに18万円を掛けなければならないなんて、あまりに手痛い出費でした。

 リフォームは、床全体を張り直し、段差をなくし、リビングルームの壁一面に白くて明るい壁紙を張り…。また、処分した家具の代わりに、テーブルやソファなど、新たに購入した品物もあります。締めて約80万円。

 私には貯金がなかったので、代金はすべて母の負担。私は、労働力を捻出、プロデュース担当として協力した形です。すべての作業は、父が入院している間に行ってもらうように手配しました。

 わが家のように「これを機に、実家をどうにかしなくては」という切羽詰った場合は、かなりの労力と予算が必要になります。とはいえ、「どうしてもやるしかない」ことならば、なんとか成し遂げられるもの。私自身、この時期の自分のスケジュールを振り返ると「よくやれたなあ」と改めて驚いてしまうほどなのです。
 
 住まいの環境改善は、早くするに越したことはありません。いつ病気になるかは分からないので、普段から住環境の改善を心掛けておくことを、お勧めします。病気の有無にかかわらず、改善後には非常に快適な生活が送れるのですから。

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